Linux のhosts.allow/deny

hosts.allow/deny をインポートすることができる。
1行1アドレス(IPでもNWでもドメイン名でも)のファイルを配置して、
hosts.allow などで、
sshd: /path/filename
とすればOK

Linuxのロギングについて

logrotate を使う方法。
logrotate は、 cron.daily で実行される。
logrotate の設定は、 /etc/logrotate.conf と /etc/logrotate.d/* に配置。
/etc/logrotate.d/rsyslog あたりを参考に手で書けばOK
空のファイルをrotateして、gzだけ増えていくのを防ぐには、notifempty を指定

rsyslog でログ出力の制御。
rsyslog でログを出力するデーモン等のログを残すか否かの設定は、 /etc/rsyslog.d/* を見る。
service rsyslog restart で反映。

cron の auth.log への出力を抑制

[SOLVED] remove cron from /var/log/auth.log [Archive] - Ubuntu Forums を参照。
答だけ書くと…

bio
December 27th, 2010, 01:42 PM
Don't touch /etc/pam.d/cron, just add the following line before the pam_unix.so call in /etc/pam.d/common-session-noninteractive:
session [success=1 default=ignore] pam_succeed_if.so service in cron quiet use_uid

cron の実行ログが見たければ、 /etc/rsyslog.d 配下の default.conf 的な名前のやつで、 cron の行の頭の コメントアウトを外せば、 /var/log/cron.log 辺りに実行ログが出てくるので、これで十分だと思う。

Thunderbirdの設定とかアドオンとか

まだメモなので、そのうちまとめる。

メッセージペインをプレーンテキスト表示にする
Alt+ V, B, P
メッセージペインの引用符を「>」にする
オプション > 設定エディタ > mail.quoted_graphical を false にする
(複数のアドレスを利用している時)特定アドレス宛てのメールをML配送でもBcc配送でも振り分ける
メッセージフィルタで「カスタムヘッダ」を選択 > Delivered-to を追加 > ルール設定のダイアログで改めて条件を選択しようとすると、Delivered-to が追加されているので、それを選択して条件を設定する。

VPSを使う

転勤が決まったらしいので,引越しに備えてVPSを整えてみた.
お名前.com の VPS が,初期費用がかからず,安価に短期間利用できるので良さげ.
ubuntu 12.04 LTS が選択できるので,小躍りして申し込んだら,ubuntu server ではなく ubuntu desktop であることが分かってゲンナリ.
とりあえず,コンソールエキスパートモードからインストールすることにしたので,手順を軽くメモる.

VPS のインストールディスクを仮想ホストに仕込むところは,公式のヘルプを参照のこと.
起動したら ubuntu desktop のインストーラが起動するところまでは,進んでいることを想定.

  1. 起動してインストール開始.
    • Advanced options
    • Command-line expert install
  2. Ubuntu のインストーラは,上から順に設定していけばいいので簡単.
    • Choose Language
    • English
    • United States
    • en_US.UTF-8
    • ja_JP.UTF-8[space][tab][Enter]
    • en_US.UTF-8
    • Configure the keyboard
    • No
    • English (US)
    • English (US)
  3. ここからは,KVM初体験なので,よく知らない.勘で進める.
    • Detect Network Hardware
    • usb-storage (USB storage)に[*]が入った状態で,[tab][Enter]
    • Configure the network
    • NW設定がどうなっているかなど知らんので,自動でまずはやってみる
      Yes
    • 設定したいホスト名を入力し,[tab][Enter]
    • とりあえず空欄でもいいし,先々つけたいドメインを入れてもいい
    • Choose mirror of the Ubuntu archive
    • ftp
    • http://www.ubuntulinux.jp/ubuntu/mirrors から,ミラーを選択し,まずはFQDNを入力
    • 次に,HTTPで言うところのGETとかPOSTの後ろにつけるパスを絶対パスで指定
    • Proxy設定は知らんので,とりあえずなしで進めてみる
    • Download installer components (これはちょー時間かかる)
    • load-cdrom
    • Detect and mount CD-ROM
    • なんかエラーがでて,以降はだいたい ubuntu server のインストールと同じ.

インストールコンポーネントのとこは,なんか省略できる気がする.
これ終わった後,isoイメージを抜いて再起動かけても,なかなかコンソールに画面が表示されなくて焦るが,起動が遅いだけなので我慢すること.
とりあえずコンソールからssh-serverを入れて,鍵とか一通り共有したら,あとはssh経由で頑張ること.

Android の Google Settings (Google設定) を表示させなくするなど

Google Settings とやらが邪魔なので,消すことにする.
あと,Google Maps を入れたら勝手に追加される Navigation などのアイコン(後述の SystemCleanup 上の表現では,Activities)も削除する.
root の取り方は,パナソニック P-01D の root 奪取 を参照.

事前準備

手順

  1. SystemCleanup を起動すると,アプリ一覧が出てくるので,「Google Play services 3.0...」とやらを長押し.
  2. Freeze/Delete... を選択し,Disable app を選択.

おまけ1

/data の容量が食うのが阿呆らしいので,/system 領域に押し込めてしまう.

  1. SystemCleanup を起動すると,アプリ一覧が出てくるので,「Google Play services 3.0...」とやらを長押し.
  2. Update system file を選択.

私の P-01d では,今のところ特に不具合はでてない.
壊れたら,初期化するとかしてね.

おまけ2

GPS 非搭載のタブへ Google Maps を追加した場合でも,勝手に増える Navigation を消してみる.

  1. SystemCleanup を起動すると,アプリ一覧が出てくるので,「Maps」を長押し.
  2. Disable activities を選択.
  3. 不要な機能(今回は Navigation)をチェックオフし,右下の Save.

SquirrelMail で web メール導入

IMAP サーバを Web メールの SquirrelMail から叩く設定.
ubuntu の場合,apt-get から入れることができる.
しかしその場合,いらんパッケージもセットでついてきて鬱陶しいので,SquirrelMail の tarball を拾ってきて,導入することにした.
この場合,root 権限の必要な場所に設置する必要すらないので,ユーザーディレクトリに設置することも可能である.

他のモバイル向けテーマも実装した Web メールを導入したかったが,何やら色々とパッケージが必要そうなのでやめた.
モバイルからは K-9 メールで直接 IMAP を叩くことにした.

事前準備

  • 必須の準備
    • web サーバを準備する
    • PHP を導入する
    • IMAP サーバを導入する.
  • ついでの準備
    • web サーバを SSL 対応させる.

SquirrelMail の展開

SquirrelMail - Webmail for Nuts! から,tarball を落とす.
展開してでてくるディレクトリ内の doc ディレクトリの INSTALL を読めば,基本的には OK のはず.
/var/local に置けとかゴチャゴチャ書いてあるが,さっくり無視して /home 配下に置く.

SquirrelMail の設定

カレントディレクトリを配置した squirrelmail のフォルダとする.
./config/conf.pl をコマンドラインから実行する.

  • D からサーバのソフトウェアを選択すると,簡単に設定をインポートしてくれるらしい.
    対した設定を読み込んでくれないので,手で設定してもいいと思う.
  1. Organization Preferences は,個人用途では設定しなくても問題なし.
  2. Server Settings は,設定する.
    1. Domain は,自ドメインを持ってたら設定する.でもどこでこれが使われるかは不明.
    2. Invert Time は,メール送信の時に時刻がズレたら(18時間ズレる),設定すると良いらしい.私のサーバでは,設定不要だった.
    1. Update IMAP Settings で,IMAP サーバの設定を変更する.
      7 の TLS は,SSL のこと(本来,TLS が標準).
      8 の Server software は,上記の D と違って,ここで選んでも設定をインポートしてくれない.でも気持ち悪いのでちゃんと選んでおく.
    2. Update SMTP Settings で,SMTP サーバの設定を変更する.
      7 で SMTP 認証の方法を自動検知する選択肢があるが,私の場合はうまく動作せず,応答が返ってこなくなってしまった.メッセージにもあるように,使わない方がいいかも.
  3. Folder Defaults は,D オプションで設定されていれば,ほとんど変更不要のはず.
    Bcc で運用する私みたいな人は,7 とか 8 あたりは不要.
    17 は,フォルダ削除時に Trash を迂回するか否かの設定.false で Trash に格納.
  4. General Options は,1 や 2 のディレクトリ設定を相対パスにするくらい.
  5. Language preferences は,文字コードを iso-2022-jp にしただけでは文字化けが完全に回避されない.言語を ja_JP とすること.

SSL の設定

SNI でホスト名を分ける場合は,/etc/apache2/sites-enabled の VirtualHost に設定を追記する.
これは詳しくは過去の記事(apache2 の設定メモ)を参照のこと.
SSL なしでのアクセスを拒否する場合,squirrelmail を設置したディレクトリに .htaccess を追加して,SSLRequireSSL と記載する.

fetchmail/procmail

せっかく,dovecot でサーバを立てたので,分散しているメールを集約してみる試み.
dovecot の設定は,こちらを参照のこと→dovecotの設定 | hadacchi blog

準備

dovecot が maildir を使って動いている環境は準備すること.
ここに,何らかの手段で pop したメールを振り分けて入れれば終わり.
自動的にポーリングし,フィルタしてローカルの Maildir に配送する手段は,わりと限られている.
今回は,かつて使っていた fetchmail/procmail を使うことにした.
他の選択肢としては,getmail を使う方法もあるけど,今回の場合はどちらにせよ procmail の設定が必要なので,わざわざ mua を変える理由がなかった.
もっと無駄だけど簡単なやり方としては,Sylpheed みたいな mua を使って pop したメールを振り分け機能で振り分けても同じことはできる.
他にも,とにかく pop する機能がついていれば,何でも良い.

fetchmail の設定

ちゃんとドキュメントを読めば,結構簡単に設定できる.
man の他は,ここを参考にした → fetchmailrc - 揮発性のメモ
というか,ほとんどそのまんまになってしまった.
続きの記事にも目を通しておいた方が良いかも → fetchmailrc 注意事項 - 揮発性のメモ

# 管理者
set postmaster LOCALUSERNAME

# no bouncemail エラーメールを管理者に送信する
# bouncemail    エラーメールを差出人に返送する
set no bouncemail

# デーモン時のログファイル
set logfile "/PATH/fetchmail.log"

# メールのチェック間隔(秒)
set daemon 600

# no spambounce  スパム差し戻しを返送しない
# spambounce     スパム差し戻しを返送する
set no spambounce

# -------------------------------------
defaults
  protocol pop3

  #----- サーバオプション
  # no uidl  未読チェックをサーバ側でつける (デフォルト)
  # uidl     未読チェックをクライアント側でつける
  uidl

  #----- ユーザオプション
  # keep     既読メールを削除しない
  # no keep  問い合わせ後にサーバ上の既読メールを削除する (デフォルト)
  no keep

  # flush     問い合わせ前にサーバ上の既読メールを削除する
  # no flush  既読メールを削除しない (デフォルト)
  no flush

  # no fetchall  未読メールのみの取り込み (デフォルト)
  # fetchall     全メールの取り込み
  fetchall

  # mimedecode     MIMEデコードする
  # no mimedecode  MIMEデコードしない (デフォルト)
  no mimedecode

# -------------------------------------
poll SERVERADDR1 proto pop3
        user    "USERNAME1"
        pass    "PASSWORD1"
        mda     "/usr/bin/procmail -m /PATH/SERVER1.procmailrc"

# -------------------------------------
poll SERVERADDR2 proto pop3
        user    "USERNAME2"
        pass    "PASSWORD2"
        mda     "/usr/bin/procmail -m /PATH/SERVER2.procmailrc"
        ssl

だいたいこんな感じ.
daemon モードで起動するには,fetchmail -d 600 とかする.
起動時に自動で daemon モードで起こしたい場合,root で使うなら /etc/default/fetchmail で daemon=yes とかで良いと思う.
ただしこの場合,/etc/fetchmailrc が必要.
ユーザー権限の場合,cron で @reboot fetchmail -d 600 とかするのが簡単.
.fetchmailrc は 700 に指定しておかないとエラーを吐いて動かないので注意.

久々に man 読むと,勉強になる.port という指定は古いぜ,って書かれていた.今はserviceで指定するらしい.

procmail の設定

fetchmailrc の mda で procmail を指定すると,.procmailrc とかに従って振り分けされる.
ただし今回は,宛先を見て振り分けるのが難しいので(Bcc で配送されたメールを振り分けられない),
procmail -m procmailrc_file と指定する方法を取る.
Maildir の場合,配置先の文字列の最後を「/」で終わらないといけないので注意.
procmailrc_file の例はこんな感じ.
単にサブディレクトリに突っ込む場合.

MAILDIR=$HOME/Maildir
DEFAULT=$MAILDIR/.INBOX.SERVER1/
LOGFILE=$MAILDIR/SERVER1.log

振り分けする場合.

MAILDIR=$HOME/Maildir
DEFAULT=$MAILDIR/.INBOX.SERVER2/
LOGFILE=$MAILDIR/SERVER2.log

:0 H
* ^From:.*(address1@host\.domain|address2@host\.domain)
.INBOX.SERVER2.From/

:0 H
* ^FROM_MAILER
.INBOX.SERVER2.DAEMON/

:0 H
* ^TO:.*address3@host\.domain
.INBOX.SERVER2.To/

man procmailrc とか読むと,^TO とか ^FROM_MAILER とかの正規表現が書かれているので,必要に応じてどうぞ.

Ubuntu 管理系の tips

知らんかったことをメモる.

linux-image は,新しいものを入れても古いものが残る.
apt-get autoremove で昔は消えていたが,最近は消えないらしい.
dpkg -l | grep linux-image として,出てくる 2つ前までのものは remove で消しても良いかも.
今のカーネルは,/proc/version を見るか,uname -r

apt による管理では,remove しても,設定ファイルが残る.
設定ファイルも消す時は,purge

その他の設定は,Ubuntu Server で単純にパッケージを削除しても設定ファイルは残る、残った設定ファイルを一括削除するには? | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント を参考にすると良いかも.

dovecotの設定

  • apt-get install dovecot-imapd
    でインストール
  • /etc/dovecot/dovecot.conf へ listen = * を追記
  • /usr/share/dovecot/protocols.d/imap.protocol は protocols = imapがあればOK
    (dovecot 1.x とは異なり,2.x では pops とか imaps はプロトコル名として定義されていない)
  • conf.d/10-master.conf で,imaps のみ有効にしたい時は,imap-login の inet_listener imap でport=0と指定する.
    pop3 を殺す時は,inet_listener pop3-login のブロックを丸ごとコメントアウトすると共に,service pop3 のブロックもコメントアウトする.
  • conf.d/10-ssl.conf で,ssl = yes としつつ,cert,key,ca を指定する. "<" を path の直前に入れるのを忘れがちなので注意.
    ssl_key にパスワード付の鍵を使う場合,ssl_key_password で指定できる.
  • 必要に応じて,conf.d/10-logging.conf にログファイルを指定.基本的には,log_path を指定しておけばOK
  • その他,メモ
    • imapd: IMAPサーバ
    • sieve: メール振り分けの規格…らしい
    • lmtpd: メール配送プロトコル…らしい

cram-md5 を指定すると,何故かうまく動作しなかったので入れてない.md5 関連の何かパッケージが入ってないのだと思うけど,面倒くさいので放置.ssl でいいよ.

今後やりたいことは,

  • ローカルメール配送も dovecot にさせる
  • imaps 内で plain で認証かけている場合,本当に平文が流れていないかパケットキャプチャ