Ubuntu Server のインストール

ドハマりしたので、メモ。

  • USB メモリに焼いた Ubuntu server 11.10 からインストーラを起動したが、USB キーボード&マウスを認識しない
    → PS/2 キーボードは認識した。
  • Ubuntu server インストール後、Ubuntuが起動せず、busybox が起動する。
    エラーメッセージを見るに、HDD を認識していないような…?
    mount: Mounting /dev/disk/by-uuid/{なんかUUIDっぽい文字列} on /root failed: Device or resource busy
    RAID コントローラを積んでいない M/B (E45m1-I DELUXE) を使っているにも関わらず、
    One or more drives containing Serial ATA RAID configurations have been found. Do you wish to activate these RAID devices?
    などと表示されることと関連があるような予感がする。
    → HDD を前に使っていた時の RAID の array 構成情報が残っていることが原因かも? web の情報によれば、array 構成情報が残っていることにより、OS インストーラが正しく動作しないことがあるようだ。
    解決方法は、その RAID を構成したコントローラ上で、array を削除するなど。
  • sources.list が変
    Ubuntu Sources List Generator で作成。
    Ubuntu Branches の全て、Ubuntu Updates の Security と Updates、Canonical、Extras を選択。
  • 何故か、BIOS のスプラッシュ画面以外が出力されない。具体的には、grub4 での kernel 選択の画面から出力されない…
  • WLAN で、何故か AP とアソシエートできない。wpa-ssid の値をダブルクォートで括ってないからだろうか…?今度ためす。

自作PC 2号

E45M1-I DELUXE in ISK-100

先の記事で書いていた通り、

が届いた。

ケースは、作りがいいのか悪いのか…
HDD を取り付けするブラケットの部分が 4 本のネジで固定されていて、M/Bの背面の作りや HDD の形状に合わせて、向きを変えることができる。で、このネジを金属製のシャーシに取り付け、締めたところ、空回りした… ハイ、ネジ穴死んだー! 自作は 2 台目なものの、パーツの取扱なんて山ほどやっている私だが、こんなの初めてだーよ。
ケースが狭いのは前評判から分かっていたので、特に深く言及はしない。コードの取り回しはそれなりに苦労した。

マザボは、色々あった。
SATA ケーブルで、いつも取り外しが固いと思っていたコードを使ってみたところ、コネクタが抜けた。SATA コネクタが抜けた時のあの絶望感は凄い。戻そうと思って頑張ってみたけど、結局電極が曲がって折れてしまい、戻らなかった。まぁ、2台しか内蔵 HDD をインストールできないケースに、5 つもついている SATA コネクタは不要なので、問題ないことにする。
BIOS が GUI 仕様で、マウスが利く。マウスを使える BIOS は初めてだったので、驚いてしまった。
USB キーボード/マウス + Ubuntu Server インストールディスク on USB メモリ の組み合わせでインストールしようとしたら、上手くインストールできなかった。BIOS まではキーもマウスも動くのに、Ubuntu に入ると効かなかった。原因は調査中。どこかから PS/2 キーボードとマウスを調達するしかないか。

E45M1-I DELUXE in ISK-100
E45M1-I DELUXE in ISK-100

ISK-100
ISK-100

で、とりあえず HW だけインストールしたので写真を撮った。
インストールディスクから USB デバイスを認識しないのだけど、どうしようかしら…

自作PCの計画を立てる

会社から自サイトへアクセスすることがよくあるため、自サイトで SSL を使いたい。
しかし SSL 対応レンタルサーバは料金が高いので、自作 PC を組んでサーバ化することを検討している。

今はだいぶ自作も簡単になったが、やっぱりこだわるとなかなかうまく計画がまとまらない。
今回は、自作PCを組むにあたっての調査メモをつけるついでに、hadacchi がどんな風に PC を買うか紹介しようと思う。
という主旨の記事なのでこのシリーズは連載型になると思う。

PC 自作 -hadacchi.com 自鯖化-

全体の流れ

  1. 企画
    何事もそうだが、手段を目的にするとうまくいかない。
    まず、PC を自作するという手段は、どんな目的のためなのか、要件を決める。
  2. 構成検討
    次に、目的に合わせて PC の構成を決める。
    具体的には、「○○の CPU を ○ 規格の M/B に乗せて、HDD は ○ 台、○規格で接続して…」という感じ。
    慣れていれば良いが、不安がある人は、通常のPCに必要なパーツのリストを作成して、
    不足品を追加したり不要な品を削除したりすると良い。
    ただし、1 パーツで複数の目的を達成できるものや、逆にあるパーツの代用を探すと
    パーツが複数になってしまう場合があるため、あまり決め決めにすると柔軟性がなくなる。
    普段から PC をいじっている人や、BTO PC の注文をよくする人であれば、
    わざわざリスト化せず次のパーツ選びとセットでできると思う。
  3. パーツ選び
    構成が決まったら、具体的な各パーツに置き換えて行く。
    これが一番時間がかかる。
    こだわり始めるとキリがないが、あまり適当に決めると絶対に後悔する。
    国内に売ってなければ、海外からの個人輸入も辞さない。
  4. 注意
    PC 本体だけでは大したことはできないので、インターネット接続や他の PC との
    接続も含めて構成は考えなければならないことを忘れずに。
    ハブもスイッチもルータもケーブルもなしに PC だけが増えれば、古い PC か新しい PC かどちらかしか
    実用できない。

企画

目的

自分の web site を、自宅に設置するサーバへ移設し、SSLを使えるようにする。
今後、簡易な NAS のようにファイルストレージもしたくなる可能性が高い。

使い方

  • 常時、インターネットへ接続する
  • インターネット側からアクセス可能とする
  • 自宅で直接操作することは少ない
  • 子供がいじる可能性がある

要件

  • 常時起動していても苦情がでないよう、省電力は勿論のこと、存在感を主張しない小型 PC とする
  • 処理性能は低くて良い
  • グローバル IP が 1 つしかないため、プライベート IP + NAPT とする
  • モニタは不要。インストール時は、今ある 2 台のモニタの一方を使う
  • 子供が触れない場所に設置すると、ホコリがトラブルの元なので、できるだけ回転する部品を減らす
  • サーバとしての運用が簡単な PC-linux -- 特に運用経験が多い debian や ubuntu server あたりを使う
  • 自宅の無線系の不安定さ、設置が電子レンジ傍になりそうなことから、有線接続とする

構成

私の場合、こんな風にイメージしながら考える。

ケース、M/B は mini-ITX。OS は ubuntu サーバ。電源は高効率な AC アダプタが理想。ストレージは、1 台搭載のケースなら、TB HDD。2 台搭載のケースなら、SSD (システム) と HDD (データ)。グラボオンボード。CPU は Atom か fusion あたりかな。光学ドライブはなしで、USB からインストール。

手堅くやるなら、ちゃんと表にする。

必須
ケース 小さいの、妻受けするの
電源 高効率の
M/B グラボとサウンドオンボードの
CPU 省エネの
メモリ 適当でいいが、Mini-ITX ケースの場合、ロープロメモリでないと入らないことがあるらしい
HDD 省エネの
ケーブル類 溢れるほどある
目的次第
光学ドライブ いらん
グラボ いらん
拡張I/F いらん

パーツ選び

苦戦している。
外観的に EZ-CASE01MI80W-BK(通常据え置きタイプ) が欲しいのだが、この 80W 電源が評判が悪いようだ。検索すると、ここ→[coneco.net]コネコネットとか、口コミで出てくる
で諦めて、ふらっと見ていた色々なケースの製造元ページで、これと全く同じ外観のケースを発見した。
これ → BQ656 って、台湾の製品で、標準で 80W の電源搭載というのも一緒なのだが、オプションで 120W DC-DCコンバータ+ACアダプタという素晴らしい組み合わせがあるようだ。
ただし、同じケースでも 80W 電源と 120W コンバータは取り付けが違うらしく(IW-BQ660S/120W)、IP-V120DD だけ取り寄せても使えないらしい…ホントかなぁ…

こういうのは、先に枠から決めてしまわないと、構成が fix できないのだが、外観で気に入ってしまうと他の選択肢になかなか乗り換えられず、輸入サイトを巡ってしまう。
まぁ、BQ660を選んだとして進めてもいいのだが…と悩み中。

追記1
ベアボーンが安い。
気になっているのは、このへん。

Atom 525、2.5" HDD×2(オプションパーツ必要)、40W ACアダプタ

Fusion APUも安い。

このケースは、干渉が厳しくパーツによっては入らないギチギチサイズらしいが、どうやらこのM/Bは入るもよう。
ただ、2.5" HDD は、厚みが 9.5mm 以下の規格のものしか入らないらしい。
この M/B の 1 つ前の E35m1-I Deluxe をインストールしている動画があった。

追記2
ASUS の EPU は linux で動かないらしく、ファンコンが気になっていたが、こういうユーティリティがあるらしい。
cpufreq-selectorのメモ

追記3
Fusion APU で組んだ場合のシミュレート。

ケース ISK-100 7,700円
CPU, M/B E45m1-I Deluxe 14,000円
HDD WD2500BEVT×2 0円 (RAID組もうとして失敗したやつ)
メモリ KVR1333D3N9/4G 2,200円

以外と安いな…

追記4
買った。また組んだら記事にする。

追記5

子供が触れない場所に設置すると、ホコリがトラブルの元なので、できるだけ回転する部品を減らす

ケース:小さいの、妻受けするの

買ったもの→ISK-100

…… ほら、最初のコンセプトがブレると、こうなる。
みんな注意だ。