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前から好きだった作品で,今日は,なんとなく読み返した.
美術学校の学生の4コマで,結構勉強になる.

私は高校の選択芸術をとっていただけの浅い経験しかないものの,それでもこの漫画を読むと,つい高校の美術の時間を思い出して,絵筆を執りたくなる.
とはいえ,私が一番好きだった油彩は,用意するも描くのも片付けるのも大変な上,画材の種類が多い上に高く,気軽に始められない.
ということで,もう10年以上も握っていない鉛筆を買ってきた.HBと2Bの一番安いやつを買ったが,しかし実際に描いてみてると3Bか4Bかを買っておくべきだったと後悔した.
あと,安い画材ということで色鉛筆…学生用の600円の色鉛筆を買った.(高いやつは1万円を越える…)
スケッチブックは,画材屋の少しページが多くて,簡単に本体から切り離せるタイプのもの(ミューズ ザ・スケッチ B4)を購入した.
で,後から気付いたのが,ねり消しを買い忘れていたこと.プラスチック消しゴムだと,カスが出て面倒な上,グラデーション表現を薄くするのに使えないんだよね…デッサンを始めるまで,本当にすっかり忘れていて、まだ買っていない…

デッサン1
デッサン1

で,とりあえずブランクがどの程度かと,腕試しに1時間ばかしデッサンをしてみた.
とにかく簡単なモチーフからということで,息子の積み木から1つ選択した.
この積み木は円柱を半分に切ったもので,面取りをしてあり怪我をしづらく拵えてある.
このような幾何学的な静物画は,ごまかしがききづらいが,練習にはうってつけである.(風景画は,いくらでもごまかせるので,それっぽく仕上げるだけなら,とても楽である.)
材質がはっきりと見える無着色の積み木にしたは,素材感も表現する練習にと思ってのこと…素材感は,一番絵を書いていた頃にもうまく表現ができなかったものなので,これはうまくいかなくても良しとする.

まぁとにかく,それっぽいデッサンができたわけで,本来ならこれから着色…といきたいのだが,デッサンに色鉛筆で着色する方法がさっぱり分からない.
選択美術では,絵画に関してはデッサン→水彩/油彩しか学んでないからな…
鉛筆に重ねても,色が出そうにない.
webで調べれば水彩色鉛筆の描き方講座は発見したので,普通の色鉛筆の講座もあるんだろうと信じたい.
水彩色鉛筆(水を落とせば水彩画になる)の講座によれば,下絵は塗り絵みたく輪郭だけ描いたものになっていた.
色鉛筆でいきなり陰影をつけるなんて,私にできるのだろうか…

-- 以下,選択美術の記憶.

油彩
デッサンからスタートする油彩の場合,デッサンをキャンバス上に書いた後,ブラウンや青の絵の具で下塗りをする.
下塗りでは,影のみを絵の具で表現し,色彩はとりあえずあまり考えない.
下塗りが乾いた後,その上から実際に表現したい色をのせていく…油彩は絵の具が固く,あまり塗っている感がないので,私は「のせる」と言う方がしっくりくるが,ようは色をつけることである.
色彩の表現については美術史の基本程度にいくつか学んだものの,一番好きだったのは印象派の光を表現する技法である.
ちなみに,課題で2つほど模写した.2作目がクロード・モネの「夕日の国会議事堂」なのは,そして失敗作を提出したことも覚えているのだが,1作目の高評価であった作品がどうも思い出せない.
たしか作者は大好きだったセザンヌで,森の中に小さな家あるいは小屋があって,その手前に小さな橋か船つき場があった,晩年の綺麗な絵だったような記憶があるものの…セザンヌを取り上げているwebサイトを見ても出てこない.
水彩
水彩の場合…選択美術では,水彩画を1作品しか仕上げた記憶がないので,ちょっとうろ覚え.
画用紙にデッサンした後,鉛筆の粉が浮かないようフィキサチーフという溶剤をスプレーでかける.
その上を水彩の絵の具で塗っていくと,下書きの線が残った絵になる.
水彩は準備が油彩と比較して楽で,片付けも水で洗うだけと簡易な上,この描き方の場合デッサンの時点で水彩画向けに陰影をつけておけば,着色の時点であまり陰影に気をかけなくても絵になる.
とはいえ,筆を洗う水は必要だし,絵の具も多少は値が張るのでちょっとはハードルがある.
ところで小中学校では水彩ばっかり描いてたハズなのんだが…色をつけると残念な出来になるのが嫌で仕方なかった記憶しかない.
マトモに水彩をやったのは高校の選択美術が初めて.

私の高校では美術は2年生の3学期までで,最後の一枚は高校の傍の桜並木を油彩で描いた記憶がある.
最後に好きなものを好きに描け,というお題だった.
この2年間で学んだ内容は,覚えている範囲では,
静物画デッサン--その1,静物画クロッキー,静物画デッサン--その2,静物画油彩,油彩の模写(画集から)--その1,石膏+FRP による立体造形(友人の顔),油彩の模写(画集から)--その2,木炭画,水彩,自由題の油彩
といったところか.
立体造形は,なんか妙に先生ウケして,どっかの展覧会で展示されたのだが,いかんせん立体造形に全く興味がなかったので,どこでいつ展示されたのかも知らないまま,卒業直前に引き取って実家の倉庫に放置した.
現在は行方不明である.

うーむ,印象派の絵を探したり,用語に間違えがないか調べたりしていたら,記事投稿するだけでデッサンにかけた時間の3倍もかかってしまった.

2 Replies to “絵”

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