なんで,HT-03aはCH11,CH13,CH14しか選択できないのだろう

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IEEE802.11gの話.

ウチのHT-03aは中身をいじっているが,いじる前から,CH11, 13, 14しか選択できなかった気がする.

無線LANには,IEEE802.11a,IEEE802.11b,IEEE802.11g,IEEE802.11nなどの通信の規格がある.
他にもセキュリティ機能とか,通信品質(QoS)だとかの規格が11iだとか11eだとかあったりするが,それは割愛.

IEEE802.11gというのは,ある無線の周波数帯(2.4GHz帯)での無線LANの仕様のこと.
具体的には,2.412~2.4835GHzが使われているらしく,その間を13個のチャンネル(CH)に分割して,定められている.(11bは14個)
ただし,13個のCHは,完璧に分割されているわけではなくて,例えばCH1はCH2~CH5とかぶっている.
で,これらを使うと,無線LANの親機を複数台置いてCHを分けることで,混線を防ぐことができる.
(三重に住んでいた時は,1314kHzのラジオ大阪と1332kHzの東海ラジオが混線して困ることがあった.懐しい…)

で,国際的にはIEEE802.11gの規格ではCH1~CH11までしか使わないことが多いらしい.(CH13まで説もあるので,その辺は知りたい人が調べてください)
そんな事情を考えれば,CH1~11で選択できるようにするべきであって,CH11,13,14という選択肢はおかしい気がする.
機器によってはCH11までしか吹けないものもあるので,必然的にCH11を選ばざるをえないのだが…なぜこんな設計になったのだろうか.

なんでこういう話になったかというと,ポケットWi-Fiを買って,周囲の無線LANの設定を見直したから.
別の話だが,「SIMロックフリーのポケットWi-Fi+スマートフォン+3GのSIM×2枚」で使う方が,スマートフォン単体で使うより月額料金が安くなるのが驚きである.