Ubuntu server 9.10 32bit を入れたら GRUB が Error を吐いた

普通に最小インストールしたら,起動時に GRUB がエラーを吐いた.

GRUB loading
error: no such disk

色々調べた結果,この問題は LVM を使う自動パーティショニングを使ったのが原因であった.
GRUB のフォントが /usr 以下にあるのに, /boot 以外が LVM に格納されてしまう.
そして GRUB は LVM に対応していない(GRUB 2 は LVM に対応しているという話も検索すれば出てくるが,ともかく普通にインストールされる GRUB ではエラーが出る)

なら,さも使ってくれと言わんばかりに,最初からカーソルを LVM を使って自動パーティショニングする選択肢へ合わせないで欲しい

Ubuntu 9.10 で platex と dvipdfmx で日本語 pdf を作成する

latex-env-ja を入れただけでは,日本語の pdf をうまく作成できなかった.
次のサイトの方法を少し修正することで成功した.
JapaneseLocalizedDerivative/LaTeXForJapanese - Ubuntu Japan Wiki

  • latex-env-ja を入れる.
  • Wiki の表に書かれているパッケージを全ていれる.
    ただし,latex-extra-ja は名前だけになっているので,必要なパッケージからその他のパッケージまでを全て手でいれる.
    ただし, tetex-* は不要.
  • poppler-data を入れる
  • sudo dpkg-reconfigure ptex-jisfonts
    sudo jisftconfig add
  • sudo ln -s /etc/texmf/dvipdfm /etc/texmf/dvipdfmx
  • sudo update-texmf

これだけやって,ようやく通るようになった.

Gravatar で顔画像(アイコン,アバター)を表示

投稿者欄で顔画像を表示させている.
これは,Gravatar (Globally Recognized Avatar) というサービスを利用している.

Gravatorへアクセスし,まずは登録する.
このサービスは,メールアドレスと対応させているので,新しいメールアドレスで利用する場合には, Gravatar で新しいメールアドレスを登録し,画像を選択する必要がある.

ということを,すっかり忘れていて,アバター表示を復活させるのに手間どったのでメモった次第.
訪問者解析サービス「なかのひと」は,1メールアドレスにつき1webページしか解析対象とできないようなので,新しいメールアドレスで登録し直した.
同時に管理者アカウントの内部メールアドレスを更新したら,アバターが表示されなくなって焦った.

自分のアカウントだけでも画像が表示されていると,レス漏れに気付きやすいので使いやすい.
それでも漏れる時は漏れるんだが.

puttygen (jp)

windows7 x64 で, putty に付属の鍵生成ソフトの puttygen を使おうとした.

ところが,鍵長 (bits) を入力するボックスがウィンドウ内に収まっておらず,またウィンドウサイズを変更できないため,鍵長を変更できない.
つまり, 2048bits の rsa 鍵を生成することができない.

対応策としては,[本家PuTTYのページ](http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/download.html)から, puttygen の英語版を落とせば問題ない.
多分,日本語フォントが英語フォントと比べて大きいのが原因だと思われる.
というか表記自体が日本語化されていないのに,日本語フォントを使わないで欲しい.

自宅サーバを作りたい

Atomアーキテクチャの発表以来,低消費電力のチップセットやベアボーンが安価で発売されている.
ちょっとした値段で,24時間稼動を前提にしたサーバが組めるのではないかという気がしてきた.

色々と見てみたが,[クレバリー](http://www.clevery.co.jp/)というBTOショップのケースが,外観もよくてニッチなニーズに答えた品揃えが多い気がする.
後,解説が分かりやすい.

ということで,mini-ITX対応ケースへACアダプタで電源供給するAtomアーキテクチャを組むと,いくらくらいかかって,消費電力はどの程度だろう.

ケース [CS-820](http://www.clevery.co.jp/eshop/g/g4560201131522/)
HDD [WD3200BEVT](http://www.clevery.co.jp/eshop/g/g2080212156953/)(2.5", SATA 320GB)
M/B [JNF94-270-LF](http://www.clevery.co.jp/eshop/g/g4534782890888/)
RAM [D2U667CQ-1GLZJ](http://www.clevery.co.jp/eshop/g/g4988755614597/)

これで,30,078円.
ミソは,電源がACアダプタで外に出ていることと,Atom 330ではなくN270なのでファンレス構造で動作するらしいということ.
とはいえSSDは高いので,諦めた.
[電源容量 皮算用 計算機。](http://www.cost-simulator.com/eco/eco3.html)によれば,この構成だとアイドル時7.47W,ピーク時21.3W.
この構成だと,キーボードやマウスすら誤差ではなくなるので,計算に入れてみた.
メモリの実装が片面か両面かとか,細かいことが分からないので,もしかしたらもう少し増えるかも知れない.

webサーバとして常時起動させておけば,ちょっとネット見たい時に楽だなぁ.

ちなみに7.47Wで動作させれば,1ヶ月の電気代は約150円.(電源変換効率75%の場合)
最近のPCは凄いなぁ…

慶應義塾大学 SFC Open Research Forum 2009 に行ってきた

私には,ピアノの譜めくりシステムが面白かった.
ピアノ弾いてると,ホント欲しくなるんだよねー,これ.
楽器の音符認識は,非っ常ーーーに難しいので諦めていたんだけれど,

  1. 練習者(同じトコを繰り返すので譜めくり以前の問題)ではなく,弾ける人を対象とする
  2. 楽器をピアノと限定する
  3. 音符には落としこまない
  4. 音程の上昇下降とピッチの検出だけやる

とすることで,楽譜とマッチできるらしい.

こういう,目のつけどころのいい学生さんと話す度に,「俺もウマい問題の限定方法を,身につけないと」と思うのでした.
俺は,できもしないのに(←ここ重要),何でもかんでも解ける方法を目指しすぎだ.

telnet と imap4 でメールサーバ操作

私は,会社の共通のwebメールサーバ(imapサーバ)に,3ヶ月分のメールを置いている.
ちょっとした操作ミスで,今日,そのメールサーバのゴミ箱にアクセスできなくなってしまった.

アクセスできなくなる直前のメールボックス構成は次の通り.

INBOX
今月のメール
old
先月のメール
Trash
先々月のメール

私の使っているメーラのThunderbirdの場合,Trash以外のメールボックスで削除をするとメールがゴミ箱に入る.
先々月のメールを完全削除する前に先月のメールを削除してしまったので,その時点でTrashの中のメール数は2000~3000通くらいあったのだと思う.
一つのメールボックス内のメール数(多分メールボックスのサイズが効いている)が増えると,たまに応答がなくなってタイムアウトするので,まずいなーと思ってアクセスすると…
案の定,タイムアウトして中身を見ることも,ゴミ箱を右クリックして空にするコマンドも動作しなかった.

環境はこんな感じ.

  • imapサーバソフトは,どうもUW-IMAPくさい.ホームディレクトリの通常ファイルが全部丸見えるためだ.
  • 先日,sshやtelnetでshellへログインすることは全社的に禁止された.普通にアクセスしてシェルからファイルを消すことはできない.

現状認識
まぁでも,webメールから表示するメールボックスの選択ができるということは,ホームディレクトリをリストするコマンドは通っているはずだ.
メーラからimapサーバ上のフォルダを消したりできるので,imapの操作でファイルを消すこともできるはずだ.

つーことで,imapコマンドを調べながら,telnetで143にアクセスしてみた.
応答を見るとimap4らしい.
[IMAP4のコマンド一覧](http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/netpro09/imap4-command.html)のページを見ながら適当にいじったら,どうにかなったので,以下はそのログ抜粋.
基本的には私の打ち込んだコマンドのみ表示して,応答は省略.
ついでに,oldも消すことにした

1 login ***(username) ***(passwd)
2 list "" *
3 delete ./Trash

これで,ゴミ箱のメールボックスファイルが削除された.
次に,Thunderbirdを起動.

  • oldフォルダをゴミ箱に入れる.すると,Trashがメールボックスファイルではなくディレクトリとして生成される.
  • Thunderbirdからゴミ箱を空にする.すると,Trash/oldが削除される.
    (この過程を踏まないと,.mailboxlist というファイルが更新できないので,thunderbird上から old が消えない.
    thunderbirdもimapを叩いているだけだと思うので,実際には.mailboxlistを更新するようなコマンドがあると思う.これを使えばもっと早いのだが…それはよく分からなかった)

さっきログインしたままのコンソールから続きを入力する.

4 delete ./Trash
5 create ./Trash
6 logout

これで,Trashというメールボックスファイルが生成され,oldとか先月のメールとかがなかったことになる.

windows 7 でネットワーク接続に警告が出る件

正式版win7を手に入れました.デフォルトの壁紙は,RC版の方がカッコよかったなぁ.

proxy設定が必要な環境で,winXPまでの proxycfg -u にあたる作業をしていないと,警告が出る.
IEなどのブラウザではwebに接続できるのに,何故か警告が出ているという気持ち悪い状況になるので注意.

具体的なやり方は,「[windows7 で proxy の設定](/wp_blog/?p=118)」 を参照のこと.

windows7 で proxy の設定

再追記:2010/11/17

追記:2009/11/17

IEの設定とは別で,windowsのシステムに近いところが通信する時の設定がある.
win XPでは,proxycfg とかで見ることができていた設定のこと.

win7では,netshコマンドでアクセスする.
netshコンソールでは,何の設定をするか,という「コンテキスト」を指定しする.例えば普通のwebの通信(HTTP)の設定を行う場合,winhttpコンテキストを指定する.

C:> netsh
> winhttp
> import proxy source=ie

なお,importとだけ入力すると,何をimportするかという指定方法の例示が出る.
そこで import proxy と入力すると,パラメータの設定方法の例示が出る.

追記

cmdを右クリックし,管理者として実行しないと,エラーが出ます.

再追記

未だに検索してくる人が多いので,補足をいろいろ.
Windowsでは,Windows Updateとかシステムで接続するための設定と,
Internet Explorerで接続するための設定と,
Symantec等のセキュリティ対策ソフトなど個別のアプリケーションで接続するための設定がある.

簡単な設定方法としては,

  • Internet Explorerの設定の中で,Proxyを設定し,
  • 上記のコマンドを実行してシステムで接続するための設定にインポート(取り込み)する
  • 個別のアプリケーショんいついては,上記で不十分なことが多々あるため,個別に設定する

という手順を踏む必要がある.